世界中が、そして日本中が注目していたノーベル医学生理学賞受賞者が先日発表されました。受賞された方は、京都大学の山中伸弥教授。本当におめでとうございます。

 思い起こすとそれは約8年ほど前になりますが、私はペンシルべシア州政府事務所の関西コーディネイターの任務を頂き当時は州をあげて、特にピッツバーグではバイオに大変力を入れていましたので、私は「バイオミッション」として、多くの企業様や研究所及び大学の研究者の方たちとの接点を持たせて頂いていました。ですから、京都大学の山中先生の研究室にも何度も足を運ばせて頂いていました。

 山中先生には、当時ペンシルベニア州から来日するバイオチームの研究を紹介させて頂いたり、又「再生医療」に関する交流に参加して頂いたり、そして神戸で行われる大きな「バイオコンベンション」,「神戸産業医療プロジェクト」へのサポートをたくさんお願いしたりで、しかし先生はいろいろな事を快くお引き受け下さいました。 研究室の窓からは綺麗な桜が見え、「ほら、綺麗でしょ」と 優しくいつも声をかけてくださっていたのを思い出します。 

又、大学の回覧板が回ってきたのを見せて下さり、国立大学は大変なんだよね~と、本当に気さくにお話をして下さっていました。 

私からの連絡事項をメールで送らせて頂きますと、きちんとご返信下さり、とても律義で、このような私に対してもいつも同じ目線で物事を考えてくださって 本当に頭が下がる思いでした。

 この度の受賞をされた時の先生のインタビューを拝見しましても、先生のお人柄は以前と全く変わっておらず、自ら研究費の為にマラソンを完走し、そこで得られた募金を基に、皆さんの命を救う為の地道な研究を何年もされていたのです。その素晴らしい研究成果を、ノーベル賞を決定する関係者の方たちはしっかりと見届けてくださいました。心から感謝いたします。 

 その夜は、素晴らしいお知らせを、天国にいる当時の州政府事務所の坂本ボスと 祝杯をあげようと思い、ボスが好きだったワインをグラスについで窓を開け、空に向かって乾杯をしました。ちょうど綺麗な星が流れるように光り、霧のように私に降り注いでくれたようでした。

坂本ボス 本当に良かったですよね。 天国からご覧になりましたか? あの時、お礼にと、東京から重たい寅屋の羊羹を持ってきてくれましたよね。山中先生とても喜んでくださっていましたよね・・ 

ボス、本当に私は光栄です。あの頃は私にとても厳しくしてくださったおかげで、私はなんとかここまでこれました。ありがとうございます。今日は一緒に祝杯をあげましょう。

大阪商工会議所[GVF]にて~バイオミッション~

何度も行ったプレゼンテーション

Team of Biomission =Pittsburg,PA

~夜中の3時ごろまで、私は天国のボスと当時の懐かし想い出を語り明かしました~

 

山中先生、この度はノーベル医学生理学賞受賞本当におめでとうございます。

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