阪神大震災の数日後、私は新神戸駅前にある「新神戸キャンプインターナショナルボランティア」でのお手伝いをしていました。ある日皇后陛下様が神戸にいらっしゃるということで、とにかく新神戸駅近辺を綺麗にするように神戸市から指示が入りました。でもその組織の会長ははっきりと断ったのです。今の本当の状態を見てもらいたい。その場だけ綺麗にしても意味はない。と。
～肌で感じた当時の状況、私達の思い、哀しみは、消えることがなく、心に深く刻まれています。それを今日はみんなで癒せる日なのですね。遠くに旅立ったたくさんの命は、私達が今せいいっぱい生きることで、癒されると思っています。旅立った命、ここにある命、お互いがお互いを癒せる日が今日のこの日だと私は思っています。
