私は何年も前から「バイオミッション」として何度も足を運ばせて頂いた京都大学と神戸大学。 そして 神戸市先端医療センター。その関連ではもちろん理化学研究所との連絡も常に行っていました。現在でもそれは以前に増して話題に上がるところばかりですが、私にすれば あの頃頑張って研究されていた結果が今・・良いニュースとして報告されている事は 本当に嬉しい限りです。

 

嬉しいニュースの内容ですが、

 

一つ目は、神戸大学と京都大学での共同研究で、新たに「がん幹細胞」の詳しい研究成果があり、それはがんの転移や再発を防ぐ新しい治療へと繋がるということで、先週発表されました。

 

二つ目は、神戸市先端医療センター田口明彦先生が、9年間の研究を経て、現在「脳梗塞」の臨床試験に入っており、実に12人中9人が脳梗塞になりながら、田口先生の治療を受けることにより、普通の生活に戻れている(機能が回復する)。という結果を聞きました。

 

造血幹細胞という細胞に注目し、血管を活性化させることにより、脳梗塞はリハビリ以外でも治療ができるということがわかりました。脳梗塞の場合、脳の細胞は一旦死んでしまうと生き返らないという、昔からの長年の言われがあったために、誰もその部分の研究を行っていなかったというところが盲点だったのですが、田口先生は気づいたのです。それに気づいて研究を重ねること約9年、それから臨床試験を行ったのです。 その9年間の苦労はどれほどだったでしょうか。

 

脳骨髄液を分離させるとこのようになります

脳骨髄液を分離させるとこのようになります

方法としては、私がいつもエクササイズで意識をしている「骨髄液」を分離器で分離させ、画像の真ん中の透明な部分にあたる分離液を用いて脳梗塞の部分の周辺の血管の再生を行うそうです。 本来なら、神経細胞そのものをどう再生させるかが主流になっており、脳の細胞は一旦死んだら生き返らないという、誰もが触れようとしなかった部分を少し違う方向から田口先生は研究を重ねたのです。

 

 

 

血管を活性化することのより、このように細胞が元気になるのですね

血管を活性化することのより、このように細胞が元気になるのですね

このように医療の世界でも、細胞の再生、復活、を常に考え、それがテーマとなっていることがよくわかります。

そう考えると、「呼吸」ということでも いろいろな呼吸法を知ることにより、身体のしくみ、細胞が どのように変化していくかを 知っておくべきだと思うのです。

私がいつも意識している「骨髄液」の流れを活発にする呼吸法や、肩甲骨のエクササイズは、本当に簡単なことですので、

是非、皆様にお伝えさせて頂ければと思っています。

 

 

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